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【管理:ハルア・アルティシオ(1366)】


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ビー玉の中の話 NAME:ハルア? - 2009/07/01(Wed) 04:12 No.537  
●2日目
きょうもにんげんたちがふえる
なんにんもふえる
かれらもこのしまにたべられてしまう
こころをたべられてしまう
ころしたいものをころしころしたくないはずのものをころしとまらないれんさのはてになにをみるなく

ばかみたい
ばかだわ

とりのこえがせにしたうみからひびく
ばかみたいばかみたいとこえをからしてないている
とりはきらい
こえをからしてけえけえさわぐばかりでたまにちじょうにくそをしにおりてくるだけ
しねばいいのに
とりはみなしねばいいのに

うでをあげる
そらをかく
とりにはとどかない
にほんのうでをあげてそらをかく
それだけ
とどかない
しねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしね
つぶやいてもむだ
ことばはむだ
うでをだらりおろす
じめんにちらばるほねをかりかりかく

それだけ

しなさなくちゃいけない
あたまのなかでこえがする
しなさなくちゃいけない
でもそれがなに
しなさなくちゃいけない
たくさんしなしてきたわ
しなせないひもあった
でもそのときあるのはうえとかわき
それだけ
しねしねしねしねがだれもしなさないときはわたしがしねしねしねにしなされる
それだけ
だわ

しなすじゃない
しなすはちがう
ころす
これね
たまにまちがう
まちがえたからなにでもないのだけれど

なにでもないなにでもない
なにでもないものしかこのしまにはない
ころしたからてなにでもない
ころさないからてなにでもない
いきているからてなにでもない
ばかみたいなとりのこえ
はらをたてたてなにでもない
それだけ
おしまい
このしまはおしまい
どこへもいかないいきどまり
それきり

いきどまり
なんてばかみたいなことばをおぼえたのだろう
どこにもいかないでくちていくくさにいきどまりなんて

むだなものよけいなものはじきものくされものきらわれものはなつまみもの
ここはそんなもののはきだめ
どこかにはいてためなくてはきたなくしたくないものがきたなくなるもの
だからここはばかみたいなものしかない
にくんできりあってかなしんでおこってないてくるってくるってみんなくるって
とりはばかみたいといつもなきつづけたまにくそをしにだいちへおりてくるおりてくるうくるってなきちらして
にくいにくいといいながらつがいをころしてわたをくってわたにきせいしていたむしをひきずりだしてくって
ばかみたいばかみたいとなきながらくそをするのだ
でわたしはとりにはてがとどかない
とどかないとりはけたたましくわらいながらそらをかきみだしてかえる
にくさのあまりころしたつがいのしがいをほうりだしてかえる
むしたちがにくをちぎりもっていく
にくいにくいしねしねしねしねとつぶやきながらちぎりひきずる
むしたちはともぐいをする
にくをひきずるどうぞくをうしろからがぶりとたべる
がぶりがぶりとぜんぶたべる
たべすぎたやつははらがさける
さけたはらにまたべつのちいさいむしがむらがる
ちいさいむしはちいさいしねしね
おおきいむしはおおきいしねしね
そのぜんぶをとかげがたけりながらはらですりつぶす
とかげのやわらかいはらがこいしにこすれてやぶれてちがでる
どろどろのちのうみにむしたちはおぼれる
とかげもいたくてあばれながらとりのしがいへなんどもかみついてのみこむ
しねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしね
しねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしね
しねしねしねしねしねのがっしょうだいがっしょう
のなかでとりはやがてほねになりおしまい
おしまいのほね
をかぜがきまぐれにわたしのほうへころがす
かさかさのほね

わたしもちいさく
しねしね
つぶやきながらほねをゆびではじく

かさかさのほねがぼろりくずれてしろいすなにまぎれる



きょうもあしたもかわらない
かわらないわ


Re: ビー玉の中の話 NAME:ハルア? - 2009/07/01(Wed) 04:14 No.538  

●3日目
にんげんたちはなんにんもまほうじんにいすわっている
たまにちかづいてくる
そうするとわたしのところへしねしねがくる
わたしはわたしのところへきたしねしねのいうままにてをふるう
ぱしゃり
それだけ

なんにんもまほうじんにいすわるにんげんたちのことばはばかみたいなこともある
でもばかみたいでないものもおおい
いろいろなたくさんのちがうことばをいうやつはきらいじゃない
そういうやつはばかみたいじゃないとおもう
だからとりやねこやうさぎやいしかべはきらいだけれどにんげんたちはきらいでもない

でもにんげんたちのことばをきこうとするとたくさんのとりたちのばかみたいなこえをきかなくてはいけない

とりたちの
ばかみたい
もきかなくてはいけない
なみのおともきかなくてはいけない
かぜのおともきかなくてはいけない
そんなおとたちはきらい
きらいだからわたしはべつにとりたててにんげんたちにみみをすませたりしない
ちがう
うそよ
みみはすますもの
みみはすます
にんげんたちのこえはきらいじゃないもの
みみはすます
でもみみをすますとたくさんのきらいなものをきかなくてはいけない
なのにみみをすましてしまうからにんげんたちのこえはきらい
きらいよ
きれいなものがきらい
ちゃんとしてるものがきらい
きらい
きらいじゃなものをあいてにしたらきらいなものもたくさんたくさんたくさんたくさんあいてにしなくてはいけない
から
だからきらい
ぜんぶきらい きらい きらいきらいきらい
きらいきらいきらいきらいきらいきらいきらいきらいきらいきらいきらいきらい
きらいきらいきらいきらきらいきらきらいきらいきらいきらいきらきらいきらい
きらいきらいきらきらいきらきらきらいきらきらいきらきらきらいきらきらきらき
らきらきらきらきらきらきらきらきらきらきらきらするうみやほしを
みているのはきらいじゃないのに



このまほうじんにいすわるひとびとのなかにひとりのおとこがいる
なにがたのしいのかしらないけれどそいつはにやにやにやにやしながらひとりでぶつぶつぶつぶつくっちゃべっている
へんなきごうのかかれたぬのをきている
あれはなあに
そばをとおりかかったおいぼれでものしりのくろうさぎにきいてみたらうさぎは
きんたまさ
とわらいながらじぶんのしわくちゃのきんたまをみせてそれをごしごしごしごしなでさすりはじめた
ふうん
ていうとわたしのところにしねしねがきた
のでわたしがてをふってぱしゃり
うさぎはしんでしまった

きんたまはだれにはなしているかもわからない
でもきゃあきゃあうるさいのだもの
こあくまやいしかべやうさぎがぞろぞろきていた
でもきんたまはそれをやりたかったみたいだった
よびよせてたみたいだった
まあみててくださいよ
そうさけんでた
じかいにはぼくのただしさをしょうめいしてみせますからね

ふうん
ていうとわたしのところにしねしねがきた
おんなもきていた
うたをうたうひと
のようだった
そいつもこのまほうじんにいすわっていた
あーあーこえをだしていた
このしまにきてまずああいうふうにこえをだす
のは
こえがだいじなやつだけ
きれいなこえ
かもしれない
きらいじゃないわ
でもしねしねがきた
しなさなくちゃ
しなさなくちゃよ


Re: ビー玉の中の話 NAME:ハルア? - 2009/07/01(Wed) 04:15 No.539  

●4日目
にっきとか
むりなひも
あるもの


●5日目
         に
          っ
         き
      む  と
      り  か
      な
      ひ
      も
  あ
  る
  も
  の


●6日目
 日記は書かれていません。


Re: ビー玉の中の話 NAME:ハルア? - 2009/07/01(Wed) 04:16 No.540  

●7日目
きんたまがかえってきている
あいつ
すこしおもしろいとおもっていたら
どこかへふらっといった
べつにふつうのこと
すこしおもしろいやつも
こんなところにながいはしない。
すぐなにもいわなくなって
しねしねにしなされるか
どこかべつのまほうじん
そんなまほうじんなんてみたことないけど
どこかべつのまほうじんがあるてきいて
いってしまうのだどこかとおくへ
でまたひとり
しねしねがいうままにかべとかうさぎとかねことかを
しねしね
しておしまい
ばかみたいなしまのそれがへいじょう
ふつうのこと
おとついからなんだかまたあいつのこえがしはじめた
きがしてた

かえってきてた

ねばるたんにてぃしゃつつくってもらえますしね
とかいってた
ねばるたん
わたしのこと
あいつすこししたたらず
だわ

きんたまはきょうもきゃあきゃあきゃあきゃあうるさい
うるさいのだけれどあいつのいっていることは
ばかみたいなとりたちのばかみたいばかみたいのだいがっしょう
やとかげやありたちのしねしねしねしねしねしねしねのがっしょうと
ちがっていていつもちがっていてきいていてそんなにきらいじゃない

でもあいつがなんだかいっぱいべろべろべろべろべろをだすのは
きらい
きたないもの
やめればいいのに
ばかみたいなところにいるんだてわたしにおもわせる
いやになるいやになる
きらいよ
きらいきらいきらいきらいきらいきらいきらいきらいきらいきらい
あいつのべろだけなんとかひきずりだせなかしら
でちょんぎる
じょきん
そしたらあいつもきらいじゃなくなる
きたなくないもの

でもそれをやるとあいつのべらべらべらべらきゃあきゃあきゃあきゃあした
おしゃべりがきけなくなる
それはいや
いや
だから
やらないわ

あいつはわたしとちがってあしがある
あいつはわたしとちがってとおくへいく
でたまにかえってくる
それだけよきっと
とおくへいけるものならとおくへいきたいもの
いきたいもの
いきたい
ばかみたいなことば
いけないのにいきたいなんてなんのいみもないことば
なにかしたい
とか
こうやりたい
とかの
たい
はきらい
たい

ない
ていうことだもの
ない
ものをほしがるから
たい
なんだもの
ばかみたい
ばかみたい
ばかみたいばかみたいばかみたいばかみたいばかみたいばかみたいばかみたいばかみたいばかみたいばかみたいば
かみたいばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかうるさいとりはうるさい
うるさいとりとりがうるさいのうるさいのはとりよとりはいやとりはこないでとりはしねうるさいとりはいやしね
しねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしね
しねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしね
しねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしね
しねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしね
しねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしね







つぶやいてるわたしのことを
かべがじっとみていた
きのうからいるかべ
なにかしらあいつ
しねしねじゃない?


Re: ビー玉の中の話 NAME:ハルア? - 2009/07/01(Wed) 04:17 No.541  

●8日目
 日記は書かれていません。


Re: ビー玉の中の話 NAME:ハルア? - 2009/07/01(Wed) 04:18 No.542  

●9日目
きんたまがまけてた
ちをはいてた
ちをはくやつなんて
べつにめずらしくもない


しんでない
もっとしぬくらい
ちをはくやつだっているもの
たいしたことじゃない


あいつはすごくばかなのか
すごくあたまがいいのか
わからない
きゃあきゃあきゃあきゃああたりにうるさい
から
たくさんのいっかくじゅうがずらり
あいつのほうにつのをむけてた
どうするのよ
そんなにたくさん
しらない
しらない
しらないわよ
じゅんちょうだったじゃない

このしまもひびをすぎて
おおきくてしねしねになりはじめた
しまをうろうろするしねしねたちのおおきくなりすぎたちからに
よびよせられてとうみんからさめた
りゅうのこたちがあたりをうろうろしはじめた
あいつしらなかったはずないのに
それでもきゃあきゃあやめなかった

ねばるたんにてぃしゃつつくってもらえますしね

つくるわよ
おまえいなくなったらつまらないもの
またつまらないまほうじんになるもの
てぃしゃつつくるわよ
しぬな


Re: ビー玉の中の話 NAME:ハルア? - 2009/07/01(Wed) 04:19 No.543  

●10日目
きんたまいきてた
またうるさいくらいきゃあきゃあきゃあきゃあ
あいつのきゃあきゃあきらいじゃないけど
ときどきうるさい
きゃあきゃあうろうろしてるから
まものにはたくさんなぐられるくせして
あいつはあまりひとのしねしねにあわない
うそ
あっているけど
あわないひがある
それははらがたつ
あいつはしぬな
でもどうしてしねしねにあわない
ちゃんとしなくちゃだめよ
ひところすのいやでしょ
いやだけどやるでしょ
みんなやる
ふしあわせに
なる
ならないのはだめよ
ふしあわせにならなくちゃ
ちゃんとするてそういうことよ
わたしはもうずっと
ここでこのしまでふしあわせなのだもの
ちゃんとおまえもふしあわせしなくちゃ

あいつきらいじゃないけど
きらいなところもたくさん
てぃしゃつつくるわよ
きらいじゃないもの
でもしねしねしねしねしねしねしねしねしねしね
ておもうことおおい
でもしぬな
ふしあわせになって
しなない
それがいいじゃない
そういうのてわたしみたいよ
わたしみたい
なのか
じゃあいや
それもいやよ
しね
しぬな
やめないでほしいことがある
しなしたいことがある
でもしぬな

きらいじゃないけど
あいつきらい
やぱりきらいよ
かんがえたくない
わたしばかだもの
わからない
わからないことはかんがえたくない
いやよいやいやいやいやいやいやいやいやいやいわたしはいやいやいやいや
しねしねしねしね
しね
しね

つぶやくのもなんだか
ながつづきしない
つかれたつかれた
でもからだはげんき
とてもげんき
みんなしなしておおきくなった
いつまでよ
いつまでおおきくなるの
しなすとおおきくなれる
やめられない
しなすのきらいよ
でもわたしはしねしねだもの
ばかなしねしねだもの
かんがえたくない
しなすことだけがある
わたしにある


Re: ビー玉の中の話 NAME:ハルア? - 2009/07/01(Wed) 04:21 No.544  

●11日目
しまにいきのびているやつらはすくなくなったけれど
それでもこのまほうじんにくるやつはいる
たたかいをやめない
まほうじんはふしぎなかおり
いくつもいくつもおとずれるうち
からだのなかにふかくきざまれ
ふかくねむり
いずれこのみのちからを
ましてくれるここちがするのさ
ものしりのくろうさぎがそういてた
とくいげににやにやわらいながら
じぶんのうんちくをひろうするそいつ
わたしきらいじゃなかった
ふうん
てきいてた
このまほうじんにくらして
いつもかべやくろねこに
じぶんのしってることばかり
あれこれあれこれぺちゃくちゃぺちゃくちゃきかしてたあいつ
でもあいつもしんだ
きのう
おととい
それよりまえのかぞえかたをわたしはしらない
だからあいつはおとといしんだ
わたしあいつのこときらいじゃなかったけど
しねしねがきたからぶうんぱしゃり
おしまい
べつにかわらない
おぼえてないけどあいつのほかにも
そういうやつはいたかもしれない
でもいない
からたぶんわたしやしねしねがぶうんぱしゃり
した
でもわたしはしねしねなので
おなじこと
わたしがぶうんぱしゃり
しねしねがぶうんぱしゃり
ぜんぶおなじ
おんなじ
なにもかわらない

おとといしんだくろうさぎがいてたように
まほうじんをあつめるやつはおおい
ここにいきているまものはよわいていうから
わたしこのまほうじんのそとなんてしらないから
それがほんとかしらないけど
よわいていうから
からだがうすくなてきえかかてるやつとか
よくくる

きのうもふらふら
あかいのがみっつ
ぽかんとくちあけたばか
それにふらふらついてる
まいごみたいなおにび
めをあけてるくせして
なあんにもなあんにもみえてない
かたわのめくら

かたわのあかいのは
へんないろ
にくんでる
なにかをにくんでいる
このしまのしねしねにしねしねをうけて
しねしねをかんじるやつはおおい
でも
にくしみ

すくない
へんなの
なにをおこることがあるの
なにをにくむことがあるの
みんなしねしねなだけよ
しねしねでいいじゃあない

うろうろきょろきょろ
ひとをころそうとしてる
あいつらはもともとしねしねなの
かしら

きんたまみたいにぺちゃくちゃぺちゃくちゃしゃべるわけじゃないけど
あいつらきになる
たまに
ちかくをとおりかかることもある
おにびはちろちろひのこをちらす
ひのこのひとつにわたしのちが
ぽろりこぼれたら
ぬのみたいにつよくなった
へんなの

おにびはちょとなきたいみたいだった
へんなの
おまえおにびのくせに
ないたらひがきえるわよ
わらいなさいよ
へんなの
ふしあわせなの
そんなのふつうよ
みんなふしあわせよ
このしまはみんな
どうせみんな

きんたまはべつよ
あいつはへんなのだもの
でもあいつらつよそうだから
きんたまころされるかも
あいつでてくかしら
ころされたくないから
それはいやよ
あいつら
わたしがしなそうかしら
そうすればきんたまここにいるかしら
もうでてたりしないかしら
うしろからぶうん
あいつらしなそうかしら

とおもたら
きんたまあいつらとあわないようにしてた
みたいだった
なあんだ
こわがらせて
ぶんなぐろうかしら
しぬかしら


Re: ビー玉の中の話 NAME:ハルア? - 2009/07/01(Wed) 04:22 No.545  

●12日目
おきあいからうみどりたちがぎゃあぎゃぎゃあぎゃあぎゃあさけびながらにげてくる
しおぱいにおいのみず
がそいつらのはねからぱらぱらぱらぱらあめみたい
におちておちてくる
いるはずのないかいがごろごろじめんをころがる
むきだしになったかいのはら

こおにたちはぎゃあぎゃあわめきながらゆびをさしいれてほじくりだして
しねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしね
しねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしね
しねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしね
しねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしね
だいちにとりちらかす

おきをみればたかいたかいかべ
ざあああんざああああああんてなみがうちよせる
みなにげる
みなにげる
せをみてもたかいたかいかべ
ながいひづけでしねしねになてきたこのしまがしねしねと
しねしねというのだおまえたちもっとしねしねになれと

くろねこやくろうさぎやほこういしかべたち
あいつらもみんなもうだめだもうだめだもうだめだて
きゃあきゃあいいながらにげようとしてる
どこへ
まほうじんのなかくらいでしかあいつらいきられないのに
やまやすなちなんかにでたらあいつらなんかしなされる
あいつらはこのまほうじんのそとで
いきられるようにできてないもの

にんげんたちはあわててこのまほうじんから
でて
いこうとしている
ものがおおい
しまのまんなかならあんぜんだとだれかが
いう
でもまんなかにあつまてどうしようていうの
もっとたくさんくるわよ
かべこないかもしれないけど
しねしねがたくさん
わかてる
それでも
わかてる
いきたいものいくわよみんな
いくわよ

あいつも
あいつもいく
あいつもたぶんでててしまう
いや
あいつもここじゃないとこいてしまう
それはそうだものおきあいはもうかべで
せまってくるこわさ
あたらにげるもの
あいついきるためにこのまほうじんで
ずとあれこれしてるんだものきっと
あいつにささやいてしまうあいつをまもるなにか
あいつにげる
だてここにいたらあいつあいつまもれないもの
でもいや
いや
しね
しね
しなすか
わたしいままで
あいつしなさなかたけど
いましなすか
しなせばあいつでていかないもの
しね
しね
いや
いやよ
しなしたくないもの
しんだらまたつまらないまほうじんに
いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや
いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや
いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや
いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや
いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや
いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや
わたしばかだもの
わからない
おきはもうまっくろでかべでなにもみえない
かぜがうみかぜ
よせるなみがすこしはだに
きもちわるい
わたししねしね
しねしねにしなされるのかもしれない
これでおしまい
これでおしまあい
なのかもしれない


Re: ビー玉の中の話 NAME:ハルア? - 2009/07/01(Wed) 04:23 No.546  

●13日目
いつかのやつらがふたりきた
じゅうじかもったへんなやつら
きのう
おととい
それよりまえのことはわからないけどそれよりまえ
またなていってもりのほうへいった
あいつらがかえってきた
からだぼろぼろにして
うすれさせて
こんどはまたなていわないでおくて
いってた

おきあいからのなみのねはますますつよく
まほうじんのうえでびちびち
いきができずにしんでゆくさかなたち
さめがうちあげられてたくさんのとりたちのくそにまみれて
からだにわかめやこぶをからめて
さいごにひとつがちりとはをかみあわせてしんだそのしがいから
しょうべんのにおいがつよくつよくたちこめてくる
しがいをくいにりゅうたちがおきへとでてゆき
つなみにさらわれておきあいへとひかれる
うねりさかまくなみのおくでりゅうのあげるさけびごえはとどかず
ぶかっこうなてあしとつばさをじたじたさせて
なみのそとへでようとするけれど
くちからもれるほのおもうみにのまれ
やがてどんどんちいさくなておきのほうへさらわれてゆく
でさめがぽつん
しょうべんのにおいがたちこめている
しまはしねしねと
みんなしねしねしねしねしねしねしねしねといっているのだ

またななんてばかみたいなことば
しんじてなんかいない
またななんていたて
またつぎにはじゃあなだもの
ばいばいだもの
またななんていたて
またあったらまたどこかへいくのだもの
またなはいつかじゃあなになる
じゃあなになるまたななんて
じゃあなとおなじだ
むくわれないむくわれないむくわれないむくわれない
たったひとつのまたながまたなになったからて
じゃあなはきえたりなんかしないもの

あいつらはすこしいきのびたみたいだった
でももうながくないだろう
あとをどうするつもりだろう
でもきっとでてゆく

おきあいのなみはつよくかべはたかくそれはしねしね
のがれられないしねしね

きんたまがはなしかける
どうするんですかいねばるたんは

おまえどうするのよ
おまえいつまでいるのよ
おまえなにをそんなめをして
おまえどうしてそんなにせなかまるめて
どうしたのらしくないわよ
でていくの?

きんたまがはなしかける
どうしますねばるたん

くだらないまほうじん
ばかみたいなとりたち
あふれてくるしねしねたち
ぶってしなしてぶたれて
かわらないまいにち
しねしねのじごく

いつまでもくりかえすとおもてた
でもそれがおまえがきてかわるとおもてた
でもすべておきのかべでふいになった

おまえといつまでもここにいたいのに
おまえのことばをききながらはえていたいのに
でもおまえはでていくのだ

どうしますねばるたん

どうするなんて
どうするなんてわたしにはない
どうにかしたことなんてないもの
どうにもならないことだけが
このしまにはある
だからどうしますねばるたんいややめてどうすることなんてない
ただこのしまはどうしようもないことだけがどうしますねばるたんやめてきんたま
そのささやきはこわいどうしますねばるたんおまえのことばはこわい
どうしますねばるたんなんてきかないでどうしますねばるたんにげられない
わたしはあるけないどうしますねばるたんあるけないほこうざっそうなのだからどうしますねばるたん
どうしますねばるたんにげられないあるけないでもどうしますねばるたんそうだわたしにも
したいことはあるどうしますねばるたん
どうしますねばるたん
どうしますねばるたん
どうしますねばるたん

わたしは

わたしはかえたい

どうしますねばるたん

わたしはかえたい

なにもかわらないこのばかみたいなしまで
へんなやつと
わたしのいままでをこわして

しはこわくない
でもおまえがいなくなるのがいや
せまりくるかべよりもわたしは
ここがつまらないまほうじんにぎゃくもどりして
わたしのしんでいくのがいや
それじゃなにもかわらなかたことになる
おまえとあってここでくらしたそれもついには
じゃあなでおわるであいになる
じゃあなでおわるであいしかこのしまにはなく
しねしねにしなされたじゃあなのむれがわかれをいいあう
しまのままでわたしがしぬ

それはいやなの
それはいやなの
それはいやなの
それはいやなの

きんたま
きんたまおまえはなんてこたえる
こんなのばかみたいてわらうかしら
きんたまわたしはおまえをおいかけられない
わたしのてはこのまほうじんでしかおまえにとどかない

きんたま
おまえはいつもたのしそうよ
でもわたしはおまえのこころのそこをしらない
きんたま
くるしいのじゃないの

きんたま
きんたま
せかいはくるしい
このしまはおまえやわたしにやさしくない

でもおまえとのであいがじゃあなでおわらず
いっしょにいきてしぬような
このしまのばかみたいなしねしねのきもちに
つばをはいてぶちこわすみたいな
そんなしにかたならわたしはしにたい

だからきんたま

わたしはおまえと
くらしてしにたい


Re: ビー玉の中の話 NAME:ハルア? - 2009/07/01(Wed) 04:23 No.547  

●14日目
きんたま?
きんたまどうしたのきんたま?
おまえそんなかおして
そんなにからだ
うすれさせて
なにをするのきんたま
やめて
わたしおまえと

きんたま
どうしたのらしくないわよ
それはおまえささやかれたの
おまえがきめたの
どうしたのきんたま

だめよ
わたし
あるけない
うごけないここから
でられないしぬ
かべにつぶさ
だからおまえと
しを
しをのぞんで



きんたま
きんたま


どうして

どうして

どうして!!!


Re: ビー玉の中の話 NAME:ハルア? - 2009/07/01(Wed) 04:25 No.548  

●15日目
おおきなおとをたててせまってきたかべをせに
すがたのうすれたきんたまがわたしのねを
ぶちぶちとひきちぎって
ひきちぎってそうしてじぶんの
じぶんのからだに
わたしのねを
ふたりでひとつにて
ふたりでひとつに

ちがう
おとことおんなだもの
よくしらないけど
こういうとき
ひとつになりたい
ものじゃないの
それならいいよて
そういうつもりで
いったのだもの
こういうときはおとことおんなはそういうて
ものしりのくろうさぎがいってたのだもの
しんだものしりのくろうさぎが
そうあいつもしんだ
しんだのだもの
きんたまおまえもいってたじゃない
いろけつければもっとうまくいくて
いろけだいじに
なのにあいつ
わからないはずないのにあいつ
ちがう
こんなのちがう
ちからがあとからあとからあいつのからだからねをつたって
けれどこのしまになんにちもいきたにんげんひとりのなかにあるには
あまりにすくないいのちのこどう
きんたまおまえ
ばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばか
ばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばか
ばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばか
しぬじゃないおまえこのままじゃしぬじゃない
きんたまのこころがとろけていくねむるようにとろけていく
あいつもうわたしのこころとひとつでは
こころをたもてないんだあいつばかやろうばかやろう
かべがせまってきてきんたまのあしがすりつぶされそうになて
だめよにげなきゃにげろとそう
そうおもたら
あしがうごいた
わたしがうごいた
ばか
わたしのこころのままにあいつのあしがうごくなんて
いきたいほうへいくだなんて
おまえこころはどこへやったの
おまえのこころは
そんなにわたしにみをまかせて
おまえくされたひもやろうだわばかばかばかばかばかばか

りゅうやみみずたちがきゃあきゃあいいながらすりつぶされて
あおいひかりがばぢんておおきなおとをたててはじけて
くろいたまがほのおにつつまれてれんさするようにまばらにはえていたきぎがもえはて
じゃあなのふたごのおいていったおれたじゅうじかがかべにのまれて
あああこれはおわりのふうけいせかいのおわりのふうけい
けれどわたしはどうしてか
あのときわたしはどうしてかしにやすらがず
おしながされるようにどしゃにのるように
わたしはきんたまははしったはしったはしったはしったはしったはしったはしったはしったはしったはしったはしったはしったはしった










いきがきれるなんてしらなかった
ぜえぜえきんたまのからだがあらくゆれて
わたしもなんだかのどがひりひりするみたいで
すなちにうつぶせてしばらくぜえぜえ

からだを
おこしてあたりをみたら
かべがすぐうしろにせまていて
みたこともないまものたちが
あたりをうろうろしてて
からんておとがして
なにかしらとおもたら
まほうじんによくいたあおいひかりのたまのかくになってた
いしがたくさんたくさんかべぎわにうずたかく
かべのしたからりゅうのものだかこあくまのものだかわらかない
かわのはねが
のぞいてた
ああ
れびあたんはぜんめつしたのだと
わたしはおもった

かべのほうへゆきたいと
おもたらゆらりとからだがうごいた
きんたまがのそりとあしをすすませたのだった

ゆきたいと
そのきもちにあわせてみてるものがうごくなんて
はじめてのことだったから
くらくらした

でもゆきたいと
おもうたびのそりと
きんたまはうごいてみせた

わたしはあるいていた
きんたまにねをはって

のそのそとすすんで
かべぎわ
せかいのさいはてのかべにてをのばして
ふれた
むきしつでつめたいそれはしねしね
しねしね
ふりかえればまたかべ
けれどこのかべもやがておしながされ
しまのちゅうおうへとすべてはいたろうとする
だろう

きんたまはいっていた
さきがみたいと
このしまのさきがみたいと

さきなんてわたしはしらないけれど
なにかあるの
あるとおもうのこのさきに
なにかをのこすとおもうの
このじごくのゆめが

さき
ということばにこたえるように
のそのそときんたまがかべにせをむけた
せかいのはてに

そしてなんぎそうに
いっぽせかいのまんなかへむけて
ふみだした
わたしののぞんだゆきさきだった



――なにもいわない
なにもいわないしずかなきんたまに
わたしはわたしのこころがやぶれて
ばかみたいになきだすのを
とめられなかった……


Re: ビー玉の中の話 NAME:ハルア? - 2009/07/01(Wed) 04:25 No.549  

●16日目
きんたまはすこしずつ
ちからをとりもどして
いる

わたしもそれが
うれしい

きんたまのこころがもどて
いろいろはな
してくれるならいい

きらいじゃない


このごろ
すこしねむい
ふしぎね
おまえといるとねむたくなる
じかんがふえるような
きがする

ようじんしていきま
しょう
きんたま
すこおしずつ
ちからを


だいじょうぶ
だいじょうぶよ

どうしたのかしらこのごろ
まえよりもすこ

ねむたい


Re: ビー玉の中の話 NAME:ハルア? - 2009/07/01(Wed) 04:27 No.550  

●17日目
あさ
てよぶのかしらないけどこのしまにもあさはくる
ひはすぎる
あかあいあかあいひかりのしたに
すなやほねやかわやにくやいろいろなかけらのおりかさなてうずたかく
つみあがてしきつめられただいちがひろがる
ぽつりぽつりかわいたきぎやおおきないわ

さらさらしたきめこまかいすなのうえをねずみがにげてゆく
もうやつらにこのしまでいばしょはなく
つよいしねしねにおかされたたくさんのいきものたちのなかで
ころされてゆくだけのねずみ
じだいおくれのいのち

きい

こえをあげてすなちをよこぎる
てしてしてし
すなにあわてたあしあとと
しっぽをひきずるあとをのこして

そこらにあったいわかげに
そいつはにげこんでみえなくなった

めをこらせばいわにちいさなよこあな
でもそれだけ
つかのまのかくれが
みつかればおわり
それだけだわ
ここはいまいきどまりのしまで
きんたまがいうようなさきなんて
じゃあなのふたごのかたほうがいう
どこかにつながているさきなんて
なんて
わたしにはまだみえない

めをしたにやるとすなにへんなあと
きんたまのことば
もじ

もじなんてとてもまえにしんでしまったくろうさぎのやつから
すこうしおしえてもらっただけだから
よめるのかわかるのかこわかったけど
じいっとみてたらおもいだしてきた
ふしぎ
ただのすなにのこったひっかきあとなのに
きんたまがはなしかけてくれてるみたいなきもちがする


  ぼくは、ねう゛ぁるたんのねてるときにおきてますよ。


そのことばがいちばん
いちばんにこころがざわざわとした
むりだとどこかでおもてた
のに
からだがかあっとして
うでをぶんぶんふりまわしたくなて
ああああこのこころをなんとよべばいいのか
わたしはしらない
しねしねじゃない
わあっと
わあっとどこかへひろがていきたくなる
そんなきもち

しんぱいさせて
ばか

そうおもいながらきんたまのよこはら
ばしばしなぐってやった
ばかやろうていいながら

すなのうえにのこったきんたまのことばを
じいっとめにやきつけた
このことばをここにのこすためなら
わたしはかべとたたかうかもしれない
とか
ばかなことをおもいながら


  たとえせかいがこわれたとしても、
  よかったとおもえることがみつかってしあわせですよ。


  れーぞんでーとるをみつけた、とかいうんですかね、これ。



れーぞんでーとる
なんてことば
わたしにわかるわけないのに
そんなむつかしいの
かんじんなところであいつばかだわ
わざわざぜんぶよみやすいじにしたくせに

れーぞんでーとる

ふしぎなひびき
ちいさくつぶやいた
れーぞんでーとる
それをみつけるのはいいことなの?
それはみつけるものなのかしら
それはどこかにあるものなのかしら

きんたまがほしがてるなら
わたしれーぞんでーとるさがしてとってきてやるのに
きんたまはもうみつけたのかしら
そんなのいつさがしたのかしら

わたしがねてるあいだにきんたまがなにしてるのか
わからない
そっとしずかにあいつのために
ちからをあつめようとしたのに
なんでかたくさんけものがきてた
わたしがねてるあいだにあいつがたぶん
おきてきゃあきゃあしたんだわ
はしゃいで
しかたないやつ



さいきんすこしねっこがむずがゆい
あいつのにくがよくおしかえしてくるから
すごいいのちのちから
だわ
にくかしら
すなのほかにねをはったことなんてないから
わからないけれど
にくはだんりょくがあるのに
ちょとかたいところもある
あいつのからだ
わたしのあし


そういえばあいつのこと
わたしあまりしらない
きゃあきゃあいうやつ
べらべらしゃべるやつ
でもなぜだかあいつはこのしまの
あくとうみたいなやつ
きらわれものみたいなやつ
にばかり
すきになられていたみたいだた



こうしてひとつになったいまもそういえば
わたしはあいつのことを
あまりしらない


Re: ビー玉の中の話 NAME:ハルア? - 2009/07/01(Wed) 04:27 No.551  

●18日目
きんたまのからだのおくのそこのかたあいところ
根をのばしてもなかのなかまではたどかないかたあいところ
あかいつのしたやつらにきんたまがぼろぼろにされて
だめよだめよだめよだめよだめよだめよだめよとおもった
ときに
おくのそこのかたあいところのふかくから
きいたことないわかいこえがひびい


ぶんりして
とか
ひこうけいたい
とか
わけのわからないするどいこえ
きんたまのからだがばらりとわたしのねをはなれて
ねっこがつかのまなつかしいくうきにふれて
ふわりとめせんがおかしなところに
うき
あがって
みおろせばだいちはとおく
ぐるりとかべにかこまれたすなちに
けんをまじえてあらそうたびびとたちのすがた

しゅんかんめにうつって
ざあああああとかぜがほほをうち
あああああああわたしはわたしはとんでいるとんでいるとんでいる
あのばかみたいなばかみたいばかみたいとくりかえしさけんでいたとりのように
わたしはとんでいるのだばかみたいとさけぶことなくと
おもううちにすこしずつたかさはさがり
やがてざざざざざともとのすなちのてごたえがもどった

きんたまのからだ
のはずだったのに
しっかりとわたしがねをからめたそれはからだのはずだったのに
いつのまにかそれはかたい
ああいまならわかるそれはかたい
かたいむきしつをうちにひめた――
おまえはだれ

きんたまとおもっていたきんたまのうちがわから
はいだしてきた
おまえはだれ

ひとだんらくしたらおはなししたいことが
あります


おまえはだれだ
きんたまは
きんたまは?

きんたまはどうして?
なにをどうしてこんなことに?


Re: ビー玉の中の話 NAME:ハルア? - 2009/07/01(Wed) 04:29 No.552  

●19日目
だまれえ!

いぬがさけんで
きんたまがにいっとわらった
きのう
おととい
それよりまえにみなれたはずの
かわらないはずの
あいつのべらべらしゃべるときの
おなじとくいそうなかお
かわらないてぃしゃつとふとったかおと
めをかくすくろいへんなのと
きたないからやめてとおもっていていえなかったべろをだしてしゃべるくせ
あああああきんたま
かけよっておまえと
おまえといしょにそのいぬをしなして
どこかとおくへとびさる
わたしそれをえらぶわきまってるじゃない
たくさんのむずかしいことをいぬときんたまおまえがしゃべるけれど
わたしはばかなほこうざっそうなのだもの
あしたのことがわからない
いましたいことがうかんでうかんでうかんでしまったらもうおさえられない
そのはずなのに

あしがうごかない
いきたいはずなのになにかがとまる
これはなに
わたしのあしが
ねのさきにふれるのはかたいかたあいからだと
きんたまのにく
わたしのこころのままに
うごくはずのあしがうごかず
ういいいんかたかたかたときいたことのないおとがひびいて
わたしのあしとあたまがあつくなる



  しねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしね
  そのこえはいまもわたしのなかにひびきつづけるしねしねしねしねしねしねしねしねしねしね
  しねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしね
  しねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねいまもなにもかわることなくしねしねしねし
  ねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねけれどしねしね



しねしねしねしねしねしねしねとあたまのなかにがんがんとひびきわたる
このしまにうまれおちてからいちどもそれがとだえたことはない
けれどそのしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねのこえにかさなるように
あああああいつの
きんたまのなつかしいこえがきこえる


しねしねしねしねしねしね<いきろ>しねしねしねしねしねしね<いきろ>しねしねしねしね
しねしね<いきろ>しねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしね<いきろ>しね
しねしねしねしね<いきろ>しねしね<いきろ>しねしねしねしね<いきろ>しねしねしねし


おまえのこころがわたしのうちへささやく
あああああおまえのつたえたいこころがきこえる
くうきをふるわせずともわたしにはわかる



<ねう゛ぁるたん>



<うけとって>




――ちがうこれは
あたまのうちでだれかがなにかをつげている



かちり
ういいいんかたかたかた

わたしのあたまのうえでなにかが

<きろくさいせい さいしんデータまつびまで さいせいしゅうりょう>


なにかがうごく

<くりかえしさいせいします>

わたしのあたまのなかにふうけいが
ながれこんでくる

ういいいんかたかたかた

<ねう゛ぁるたん>


ういいんかたかたかたかた













‥‥








のっど・ばとんのほんしつがじゃあくであるとしれたいま
われわれはぜんりょくでこれをふういんせねばならない
にどとてんせいさせてはならんのだよ





         ごん
           ごんごん
                 どすん

がしゃあああん


                    !

   !!


がしゃあああん!!

















へへ
だれもかれもしんきくさいかおをしてますね

まあみててくださいよ
じかいにはぼくのただしさを
しょうめいしてみせますからね



  きいてないですよ
  まほうじんでたらはむすたーひいたじゃないですかあ

もういっぺんまほうじんにたてこもりましょうかね
あそこなら
ねう゛ぁるたんにてぃしゃつつくってもらえますしねえ


びけいにうまれてよかったですう

どうやらC.A.T.は<いきろ>っていってるみたいですねえ   






   ゆめをみてましたよ
   なぜだか

そこはここみたいにみょうなこえはしてなくてですね
いや
たしかにたたかったりはしていたんですがね


 そのころのゆめはこんなじゃなかったはずなんですけどね
 どこでねじくれちまったんでしょうね


がきのころはただやきゅうがすきで    
こうしえんなんてどうでもよかったはずなんですけどねえ



のっど・ばとんのほんしつがじゃあくであるとしれたいま



ああ
いまのぼくには
なにまちがったかわかってますよ


われわれはこれをぜんりょくでふういんせねばならない



あのころにもどってやりなおしたら
もうちっとましなにんげんになれたんですかね



にどとてんせいさせてはならんのだよ


   ま
   もどれるわけはないんですけど



こりゃまずいですねえ
このままじゃぼくはしにますねえ

いっしゅん
それでもいいかな
とかおもっちゃいましたけどね

かたすとろふぃにみをゆだねて
せかいがとじるそのしゅんかんまで
きになるおんなと
なぜか きにかけてくれるおんなと
よりそっていてもいいかなあなんてね


 ああ
 でも
 だめなんですねえ

 そのぼくのねがいは
 そのかのじょのねがいは
 かなえるわけにはいかないんですよ

 あのひ
 ぼくはかいまみたんですよ
 こえのしないせかいを


<さいごのひまでいきれば>


<なにかがみえるだろう>


<いきろ>


だから
コンビニエント・アンサー・トーカー!

ぼくたちを
しあわせにみちびけ!!









がんばってくれてるんですねえ
ねう゛ぁるたん

いいこですよねえ

ぼくが かわって しまうくらいに



ぼくにできることがあるなら
あきらめないと
ちかう



きづいてくれると
いいんですけどね




           ぼ くは、ねう゛ぁるたんのねてるときにおきてますよ。
           く ろうかけてしまってすみませんねぇ。

           う るさいこえがきこえなくなって、
           た かかっためせんが、さらにたかくなって、
           が ったいなんてふつうしないですからね。
           え え、いろいろとまどってるでしょうとも。

             でも、 

           い きをきらせてはしるきぶんはどうですかい?
           ぬ かれて、こうなったのもわるくはないでしょう。

           た とえせかいがこわれたとしても、
           よ かったとおもえることがみつかってしあわせですよ。
           れ ーぞんでーとるをみつけた、とかいうんですかね、これ。







ねう゛ぁるたん

うけとって








‥‥














ばっとじめんをみおろす
かぜにさらわれないようたいせつにみはっていたきんたまのてがみ
きのう
おととい
いつだかに
きんたまがじめんにかいてのこしたてがみ
れーぞんでーとるなんてわたしにつたわるわけのないことばを
つかうなんてばかみたいておもってたのに


 
      きんたまおまえは
      つたえようとしていた
      おまえはおまえが
      いまのおまえが きめたことが やることが
      おまえのほんとうにやりたいことと
        ちがっているのね
      このてがみをかいたおまえは
      わたしとくらしたきんたま
 
      そして いまめのまえにいるのは
 


いぬときんたまがこちらをむいてる
きんたまのくちがにいっとわらう
わたしのあしがゆっくりとうごいて
みがまえる
わたしのうわっているそこやかしこ
あたたかいきんたまのからだ

あのえだのちからだ
きんたまは
ふたりいる!


Re: ビー玉の中の話 NAME:ハルア? - 2009/07/01(Wed) 04:30 No.553  

●20日目
きんたまにねをはやしてあるくうち
ねにねっとりとからみついてくるものがあった
わたしはどうせすけべえなきんたまが
さわってきてるのだろうとおもって
きにかけやしなかた

あれはきんたまじゃなかった
なかったのだわ

きんたまのからだのうちでわたしにきせいしたものが
あった

わたしのねにはあしにはきんたまのちとにくにまざって
うろこのようなはいいろのえだがすこしだけからみついて
ひとつにつながっていたはずのわたしのしたはんぶんをふたまたにひきさいて
ずるりときんたまからぬけだしたあしで
あああああああああにほんのあしで
ひとあし
ひとあし
わたしはだいちにおりたった

ずるりところんだ
あしでたつのが
はえずにたつのがうまくわからない
わからないけれどわたしには
あしが
あああああああああしがうまれている
のだ
ぐいとからだをてでおこして
ぎろりともうひとりのきんたまをにらみつけて
ぐっとひといきに
わたしはたちあがりながら

さけんだ

おまえはしね



きんたまおまえに
おまえにかえってきてほしかった
わたしはおまえに
おまえとまだはなしたいことがたくさん
みたいけしきがたくさんあるのだ

だから

おまえはしねと
わたしのこころで
しねしねにささやかれるのではなくて
わたしのこころでえらびさけんだ!


Re: ビー玉の中の話 NAME:ハルア? - 2009/07/01(Wed) 04:32 No.554  



「…これで長年の宿題は片付いたってえ訳ですね。
 終わっちまったら、あっけねぇモンですねぇ…

 …さて、そんじゃそろそろ行きますぜ?」




島外深夜 NAME:ハルア - 2008/09/21(Sun) 06:39 No.492  
アルクリーフが島へ発ってから随分経つ。育てて共に過ごしたのはどの道一年くらいなのに、いないと随分家が広い気がするから不思議だ。誰もいないのに呼びかけてしまうなんてことはさすがにもうないが(いなくなって半月くらいはそんな日もあった)、眠る前のランプの明かりの下で駒を並べたきりのチェス盤を見ていると、やっぱり少し寂しいのかもしれないと思う。本を手に取って、数ページめくって、どうにも気持ちが乗らずに脇に置く夜も多い。手すさびにキングポーンをE4へ進めるとガラスの盤面がパチリ、懐かしい音を立てる。けれど相手のいないチェスはそれきりどこへも進まない。

箱の中のお人形でもない、いなくなるのは仕方ない話だし、むしろ好ましいとさえ思って送り出した。帰るかも正直分からない。昔ならもう少し気軽に手放せたのかもしれないと思う。仕事を始めてからどうしても心が老けた。何通か来た手紙を後生に箱へしまっていたりするんだから、自分で自分に苦笑する。

俺がアルクリーフを呼び出した元の人もこんな気を抱いたのかもしれないな、思うと、少し罪悪感もある。呼び出したときのあいつが纏っていたマントは、はじめ植物の葉かと思ったけれど、触ってみると明らかに布だった。歩行雑草の民族衣装とも思えない。針と糸を使って縫った跡のある人造物。材料は特にめずらしいものでもない。たぶん、遠いところに暮らす誰かのペットの歩行雑草を連れてきてしまったのだろうと思う。普通はそういうことは起こらないのだろうけど、過激と呼ばれた俺の特質は魔力の流れを妙に歪める。召喚も前日に慌てて覚えたものを無理やり使ったから、なにか不都合が起こったのかもしれない。わざわざマントまで作ったならお気に入りのペットだったのだろうし、推測が正しければ多分悪いことをした。

E4には白いポーンが佇んでいる。窓からの月明かりを照り返して塗料の汚れさえどこか穏やかに。歩きつづけて歩みつづけて盤の端へたどりついてしまったポーンはどうなるのといつになく思い詰めた様子で聞いてきた黄緑色の瞳を思い出す。盤の端で世界の端で前に行くしかないポーンはどうなるの。プロモーションのルールを教えるとあいつはほっとしたように笑った。歩きつづけられるのねと小さく呟いて。思えばもとより誰かのもとへ、留まるやつじゃあなかったのかもしれない。俺のもとからもそうして去った、帰るかどうかはまだ分からずにいる。……

明かりを消して、眠ろう。夜はよくない。詮ないことにばかり考えが飛ぶ。手紙によると、今は九人でパーティを組んでいるそうだ。ひとりでいて死ぬよりはずっといい。雨云さんも良くしてくれているという。いずれ悪くないと思い出す旅になるのだろう。できればその話を聞かせてほしいと思う。もし叶うなら、例えば、あのマントを作った誰かにも。


終わってしまう物語の前に NAME:ハルア(1366) - 2006/04/01(Sat) 22:13 No.34  
日記をコピーしておこう。
自分の書き物がどこかに行ってしまうのは、勿体無いからね。
結果置き場さんも更新を止めてしまうということだから、
自分の日記くらいは、サルベージ、サルベージ。


一日目〜五日目 NAME:ハルア(1366) - 2006/04/01(Sat) 22:15 No.35  

□二日目
後期が始まった。最初の相手はマイケル、見慣れた棒状戦闘練習期待だ。
今日の戦闘自体に不安はない。あるとすればこれから先に長く続いていく戦いを、
いかに生き延びていくかだ。
いかに? いや、いかにと言えるほどの選択肢はない。俺には魔術しかない。
この魔術を専一に磨き上げていくだけだ――すれば、以降の予定にも不安はない。
俺の修練と後期の授業の駆け比べだ。そして、賭けならば少なからず慣れたものだ。


後期開始に伴い、以前から考えていた団体の申請書を再提出した。
今回も通らないだろうとは思うが、決意を表明することが大切。
俺の理念に共感した人間が集まってくれるなら、実質的な活動権を獲得することは可能だ。

挑戦はあきらめないことからはじまる。俺は何もあきらめない。


□三日目
マイケルは特に変わった様子もなかった。今までのとおりだ。
負けることのない戦い。参考にならないかと言えば、意外にそうでもない。
多少の傷を負った。他者に敵意を向けられ、怪我を負わされるというのは、そうない経験だ。
この傷の感覚。やらなければやられるという本能に根付いた危機意識。
それが、呼び起こされる。いい訓練だ。



移動はせずに最初の地点で留まっておく。最初の授業が始まるまではしばらくここで過ごそう。
うろついている生徒たちも、力試しには悪くない相手だ。
ただ、過ごしやすい場所なだけにここで留まる単位狩りも多いだろう。
警戒を怠らず体調は万全に。まずは眠るべきところで眠る習慣をつけよう。昨日も遅くまで起きすぎた。

□四日目
(日記お休み)

□五日目
とりあえず、仮に。

……前もこれだったな。困ったものだ。

時間はつくるもの。せめて日記くらいは合間をみつけて記すようにしておこうか。


六日目〜十日目 NAME:ハルア(1366) - 2006/04/01(Sat) 22:17 No.36  

□六日目
後列にいると魔法がうまく届かないみたいだ。
ひ弱な魔法使いが距離をとりながら戦う習慣は、たとえば小説でよく見るのだけれど、
現実はそう甘くないらしい。命中率も威力も下がってしまう。
たしかに遠くにいる手合いは狙いづらい。目が悪いせいもあるかもしれない。

昨日戦った眼鏡の女の子は少し強かった。
以前図書館で会ったこともある。
前期には何度か、学食で見かけもした。
後期はサバイバル。いまさらながらその言葉の意味を感じる。

火傷が少し痛む。
罪悪感よりも、
正直少なからず、「面白い」と思ってしまった。もう少し戦いたいと。
精霊魔法は強かった。あいかわらず強かった。
だが、単純なマジックミサイルも、そう遅れをとるものではないはずだ。

魔力の調整をして眠ろう。今日は他の学生から受けた仕事もある。
連帯。それも悪くない。しかしどこかで俺はいつも、俺一人でどこまでいけるかを見たいと思っている。

□七日目
今日はメイリン先生の授業。しかし今のところは勝てる気がしない。
メイリン先生一人ならなんとでもなるのだろうけれど、
フルートやドラムやタンバリンに、カオスとかついてるのがよくない。
敗北を前提として学園側の救済措置を待つ。少し癪に障るが、仕方ない。
集団戦には慣れないが、もしかすると今回でコツでもつかめるかもしれない。
授業と思おう。死にはしないだろう。

メイリン先生はちょっとかわいい。
顔も、美人だ。
最初に負ける相手には悪くない。

□八日目
ワンゲル部員と保健委員て。

□九日目
意外に戦える。それが感想だった。
正直敵を見たときには少し無謀が過ぎたかとも思ったが、蓋を開けてみれば、
消耗戦にはなったものの、圧勝と言っていい内容だったと思う。
ほぼ理想どおりの展開を見せてくれたし、ホーミングミサイルの威力も、
いつのまにか随分と頼れる値になっていた。
アイゼンさんの助言のおかげもある。前にでることの力。

ミーティアオペラはほどほどの出来。
正直、俺の特質なら、普通のマジックミサイルでもあのくらいの威力は出る。
長期戦が本質的に俺に向かない以上、縁のない魔法なのかもしれない。

今日は眼鏡の男と戦う。以前俺の負けた男だ。
どれだけ戦えるだろうか。いい指標になってくれることを願う。

シャイン先生の授業が開かれている地点が近い。
一人抜き。
その言葉に、魅力がないではない。血が騒ぐ。

□十日目
全体に学生の耐久力が増すという、少し厄介な発表があった。

動く前に敵を焼くのが商売の俺たち魔法屋にとっては、戦い方の見直しを迫られることになるだろう。

腰を据えての打ち合いは得意じゃない。得意じゃないからこそ、特化してきた。
即攻をかけられて辛い人間がいるように、こちらも長期戦に持ち込まれれば辛い。
どちらを保護するかは、まあ、学園側の方針次第だろう。

学生たちの不満が昂じれば、必ずパージされる者が現れる。
学生なくして学園はないからだ。
今回はたまたまそこでパージされたのが俺の選んだ道だったというに過ぎない。

黙して、
語らず。

変革によって何かをなそうとするのは悪くないし、嫌いじゃない。
だが、自らの非力を学園に帰するのには、あまり魅力を感じない。
非力は少なからず学園に由来する部分もあるだろう。
<権力>から少し、手を伸ばしてもらいたいこともあるだろう。
しかし俺にとっては、個々の状況に対応する面白さの方が勝る。

山は高いほど良い。

乗り物が欲しければ呼べば良い。登れる者だけで行く道もある。

俺は行く。


十一日目〜十五日目 NAME:ハルア(1366) - 2006/04/01(Sat) 22:19 No.37  

□十一日目
ワンゲル部員と眼鏡男の二人を相手にした戦いは、引き分けに終わった。
あと一撃の痛撃。あと一撃の縒れ。あと一撃の――
それだけで勝てていた戦いだった。しかし勝者は俺ではなかった。

悔しいもんだ。
火力は足りているのに手数が足りない。

孔雀石という石があって、
これを魔石に付加すれば、たちまち素晴らしい身の軽さが手に入るそうだ。
へえ。

オーバーヒートも試す機会がない。明日は、人数の少ない相手を探してみよう。
学園側の発表の結果がどうなっているかも確認したい。

先ほど、やさぐれた学生と兎を見た。戦うことになるだろう。
やさぐれの方は前期何度か見たことがある。
すぐに投げるのが悪い癖だが、炎の魔法は確かに本物だった。
奴は早めに焼こう。
そして兎と一対一だ。体力勝負に自信はないが……火力勝負であれば、悪くない。
イグゾーションを初めて使う。どれだけ働いてくれることやら。

□十二日目
火力を過信しすぎた。それに尽きる。
やさぐれ一人焼けないようでは、先が思いやられてしまう。
俺の特質『過激』の強化が必要になってくるだろう。
付加に気を割いている場合ではなさそうだ。

魔力と過激。

これからますます敵の耐久力は上がるだろう。
それに対して、こちらも耐久力を上げ、腰を据えての撃ち合い……となっては芸がない。
魔術に火力を求めるのは無謀なことだと、判ってはいる。
だが、芸がないことをやるのもつまらない。
幸い俺は一人だ。一人でいることのメリットを活かそう。
一人生きて一人死ぬ。
一人のゆえに生きて死ぬ。

いかに満足して生きるか。
それは、いかに満足して死ぬかという問いと近しい。
生き方を俺はこの学園で教わった。
生き方を選ぶとは、死に方を選ぶということだ。
生を肯定するとは、肯定できる死を勝ち取るということだ。
悔いのないよう、
やれることはやろう。
欲を満たそう。
欲、欲、欲だ。欲があるから俺は生きていくことができる。欲があるから俺は進むことが出来る。

□十三日目










(殴り書きのようなメモで一言、)

                      シャインを倒す。







□十四日目
シャインに会いに行く。
会いに行くというのは、戦うということだ。この学園では少なくとも。
馬が合わない人間というのは、いる。
苦手な人間というべきか。
歌うのも踊るのも、ましてや国語も嫌いじゃあないけれど、彼の授業はどうも、やりにくい。
詩的(?)な感性も、運命という言葉も、なにか俺と合わない。

それでも、
彼は腕の立つ国語教師で、この学園の教師だ。
それは違いない。

教師がロゴスへの権力をパターナリスティックに占有すること自体、
そもそも少なからぬ気持ち悪さを感じることを思えば、
シャインという人間への評価に少なからずプラスのものを感じるのは、
俺自身、彼の実力を判っているからだろう。

会わなければならないし、会って、勝つつもりだ。
国語教師に俺のロゴスを支配させるつもりはない。


久々に興奮している。
いい戦いになりそうだ。

少し身体をあたためておく。
走るのは嫌いじゃないが、ずいぶん長いこと離れてもいた。
なまっていやしないか。
いや、なまってはいる。確実に。
それでもまだ走るのが好きでいられるのは、なかなか、我ながら悪くない。

初手からいこう。油断はない。
相手はシャイン。国語教師だ。

□十五日目
眼が覚めたとき、単位は減りも増えもしていなかった。
とにかくミニドラゴンに魔法を撃ち込んでいたのを覚えている。
何発、何十発、致死量をとうに越える打撃で、気が緩んだのだろう、
最後に放たれた爪を、俺は避けることができなかった。

慢心。
思った以上の身体の軽さに、らしくなく浮き足立っていた。
次は勝つ。それには次までに、ゴーストステップの速さに慣れておく必要がある。
少し走る習慣をつけよう。

今日は大乱戦になる。はじめての参加だ。
人と肩を並べて戦うというのはどんなものだろうか、
体験してみるのも、悪くない。


十六日目〜二十日目 NAME:ハルア(1366) - 2006/04/01(Sat) 22:21 No.38  

□十六日目
焼き切る。


それが今の魔法使いに許された戦い方だ。
そしてそれだけが俺の戦い方だ。


いつメスが入るかはわからない。


だが俺のやり方は変えない。


生命力は伸ばさない。


焼き切る。


過激が倒れるとき、
それは俺が倒れるときだ。

過激が燃え盛るとき、
それは俺の火が業火としてあるときだ。

□十七日目
拍子抜け。と言うのは不遜だろうか。

シャイン戦から一夜明けたが、まだ実感が湧かない。
勝つイメージはもちろん、あった。まず負けはないと確信してもいた。
しかし、なにかこの結果に納得がいかない。

戦闘はすべてが十全に進んだとは言いがたい。
いや、ゴーストステップや痛撃の能力を考えれば、むしろ八分目程度の戦いだったろう。

しかし、結果は危なげのない勝利だった。

あたりまえだ。勝つべくして勝つ、というのはそういうことだ。
「10割の力を出せれば勝つ」なんていうのは、勝つべくして勝つとは言わない。
すべては計算のとおり進んだ。
俺は力を出し切れず、出し切れないままでもしかし勝った。

気に食わない。

理由はわかっている。
俺が欲しいのはもっとぎりぎりの、
もっと極限の、
もっとひりつく、
一手の遅れが勝敗をわける、魂が落下するような戦いだ。

12割の力を出して価値を拾い、
もしこれが10割だったらと考えて冷や汗を感じる、
そんな戦いだ。




保健室が北東に見える。




あやや先生のところへ行こう。


今年も暮れる。それまでに彼女に一度、会っておこう。
会いに行くということは、戦いに行くということだ。
この学園では、少なくとも。

□十八日目
年が明けた。

昨年は年末にシャインを倒して、どうにか単位なしは避けられたが、
学生の全体から見れば決して進んでいる方ではない。
心機一転。今年は、あやや先生のところへいこう。
勝ち目はないわけではない。
いや、魔法が優遇を受けている今だからこそ、
いかなければならない。
長い休みを置き、多くの議論が交わされたが学校側のアナウンスはさほどない。
それが正直、若干の不安をささやいている。
年明けはじめの活動で、大幅な校則のがアナウンスされるんじゃないか?
とも思う。

その時はその時か。
人生、行き当たるまでは倒れないし、
行き当たるときにはどうしようもなく行き倒れるものだ。
気にしてもしかたない。
なんにせよ、早いに越したことはないはずだ。

昨年末から、今まで頭の中にいれていたことを、ノートしはじめた。
書くことで、またあたらしい発見もある。ノートを見た友人からの、アドバイスもある。

書いた言葉は俺とは別のものだ。そう思う。
書いて言葉にすることで、言葉と知恵は俺を離れ、世界とつながり、
また別の言葉と知恵として俺を訪れる。
言葉とは、他者のことだ。

……なんて書くのは、少し、哲学関係の本に毒されすぎたかもしれない。
冬のあいだに読んだ本に、物語は妙に少なかった。
もう少しいろいろな話を読もう。
『時計男』という児童文学のシリーズが気になっている。
『柱時計男』は昔読んだことがあったが、他にもシリーズ化しているとは知らなかった。
今さら児童文学? という気もするが、
小難しい学問から物語に立ち戻るには、やはり、昔の体験に戻ることが大切だ。

もう少し本を読む。
ノートもつける。
あやや先生にも会う。
書初めでもしてみようか。


少し、この学園が面白くなりはじめた。

□十九日目
一手。
二手。
三手。
四手。 ……四手。

戦いをシミュレートするたびに、
不安と矜持の入り混じった、奇妙な興奮が頭を回る。
息を落ち着けて。
しかし興奮は冷まさずに。
魔力は熱く、心は静かに。

深呼吸の代わりに、煙草を一本吸った。

一手。
二手。
三手。
四手。

俺の魔力よ。
『過激』の二字と共に、
今日はいつの時よりも熱くあれ。

□二十日目
負けた。

――言い訳をすることは、できる。

いくらもできる。

しかしその言い訳を、言い訳と看破することも、いくらもできる。

一手。二手。三手。四手。
手を成立させているものはなんだったか。
世界律はなんだったか。

俺は世界律に、もっと敏感でなければならなかった。

もっと魔術師であらねばならなかった。




今日は大乱戦がある。
なじみにしている人たちから、声をかけてもらった。ありがたい。

俺の特質に孤高と呼ばれるものはない。

人とのかかわり。
悪くはない言葉だ。
単位は一人で獲る。
だけれど、誰かといることの関わりそれ自体は、決して悪くない。


二十一日目〜二十五日目 NAME:ハルア(1366) - 2006/04/01(Sat) 22:23 No.39  

□二十一日目
五日前の日記を読み返していた。
苦笑したくなる青臭さ。不安を抑えようとして興奮を恃むペン。
意志ばかりが先走った決起。短い言葉。

それでも俺はこの日記を書き、
シャインを焼き切って、勝った。

そうだ。あの時も大乱戦明けだった。
悪くない。
悪くない日になっている。


五日前の日記から、五行抜粋しておく。
青臭い。だが、この意志を忘れずにおこう。




  過激が倒れるとき、
  それは俺が倒れるときだ。
  
  過激が燃え盛るとき、
  それは俺の火が業火としてあるときだ。


□二十二日目
なにかが終わるときはいつも呆気ない。
シャイン。あやや。それぞれの教師たち。俺の一度は敗けた、
しかし二度目には狂いなく、完全に勝った教師たち。
感慨はない。すべてはいつも呆気なく終わってしまう。

房後の虚とたとえようか。
それなら俺もあのあやや先生も、同類なのかもしれない。

生きることの実感は、戦いの中にある。それは確かだ。
けれどこんな戦いが許されているのは、この学園だけ。
ごく限られたモラトリアムの閉塞の中でだけだ。

俺は重力の輪郭を知らない。酸素の輪郭を知らない。時間の輪郭を知らない。
あたりまえとなった世界たちは境界線を持たず、どろどろに溶けて、あたりまえと混ざり合っている。
澱んでいる。
生きることがあたりまえになれば、生きることの輪郭は不明瞭になるだろう。

飽食の人もまた死に近い。
肉体の力が減退したとき、精神は生を渇望するように、肉体の力が満ち満ちたとき、精神は死を夢見る。
潤沢な生命力は己に倦む。倦みとは、過剰を起源とする減退のことだ。
この学園を出れば、
牙を抜かれた俺たちの生命力は、いずれ漸う減退していくだろう。
この島よりも住みやすい町に暮らすだろう。毎朝を決まった時刻に起きるだろう。
妻や子を作るだろう。職に安んずるだろう。自殺する者は増えるだろう。生活は易しく、生存は困難になるのだろう……。



俺は生を望む。けれど俺は生のなにかを知らない。
目覚めはいつもたやすい。生に慣れれば生は失われる。――失われる。

第三共通棟に、マイケルの新型が確認されたという。
シャインよりも、あややよりも、はるかに強い性能を持つという。

会えば、もう少し考えも進むだろうか。
生きることを教えるこの学園は、
俺たちにこの学園の外での生き方も見せてくれるだろうか。




マイケルに会う。


会いに行くということは、戦いに行くということだ。
この学園では、少なくとも。

□二十三日目
もう共通棟のレヴェルであればそれほど危険な相手はいない。
長らく鬼門だった北東の花園を、無傷で抜けた学生がいるという。
俺とは正反対のスタイルで、だが、
面白い。

少しくらい魔力を遊ばせてもいいだろう。
マイケルと会う日も近い。

鼠や熊とじゃれるのは、もうやめだ。

□二十四日目
囲碁部員。案の定、これまでに生徒が戦った記録のない相手と出会うことになった。
すりきれるのもいい。這いつくばるのもいい。ずたずたになるのもいい。
……生きるもいい。死ぬのもいい。
安息は求めない。
いずれを引くにしろ、悪くない音を聞かせてくれるだろう。
命と魂のすれあう音を。
それは人のもっとも核心の、
もっとも急所の、
もっとも未開の、
もっとも奥底の――秘部の擦れ合う音だ。
恋人同士でさえ互いの命は明かさない。互いの命は擦れ合わない。魂は擦れ合わない。
生きるか、死ぬか、その刹那に、
俺たちは誰よりも深くを互いに触れ合う。そして片方が倒れる。
死の気配は時に恋よりも甘い。
悪くない快感だ。



今日から過激と瞬発に少し水をかけるそうだ。
俺が直接変化の被害を受けるのは初めてのことになる。
また少し戦いは読めなくなる。――そして面白くなる。
肝は冷えるほどいい。
ぬるま湯にふやけているよりはずっといい。

□二十五日目
子供のころに読んだ物語の記憶は時にあいまいで、
大きな流れは覚えていないのに、ひとつの情景だけを妙に鮮明に覚えていたりする。
そしてあとになって読み返すと、往々にして、その情景は別に大事なシーンではなかったり、
あるいは割と実際とはズレたものだったりする。


  誰もいなくった古い城の前に広がる庭園。
  灰色の蔦が窓の外から扉の外から、這い出して、城中を覆い尽くして、
  庭園もぐるりと取り巻いている。
  庭園には一面の花。その花びらを、
  ぼろぼろのドレスを着た十二、十三の姫ぎみが、
  一枚一枚ちぎっている。うつろな表情で、ぽつりぽつりと時折なにかを呟きながら。
  花びらが一枚ちぎれるたび、後ろに見える城の壁に、
  ぴしりぴしりとヒビが入っていく。姫ぎみは花をちぎるのをやめない。
  城には一つずつヒビが入っていく。
  情景はぼんやりと灰がかっていて、
  やがて視界は引いていき、
  一定離れると世界の周囲に丸いフレームが生まれ、
  やがてその城と姫ぎみの出来事は、小さなビー玉の中に映っているのだと気づく。


そういう情景を覚えている。なんの物語だったかは覚えていないし、
どうして城や姫ぎみがそういう風になったのかも、
そしてハッピーエンドだったのかさえわからない。

そもそも「ビー玉」が登場する物語というのは少ないから、
もしかするとガラス球とか水晶玉とか、そういった類のものを、
昔の俺がビー玉と記憶しただけだったのかもしれない。

たぶん小さいころの俺には随分ショックな光景だったんだろう。
記憶の中でそこばかりがクローズアップされていて、
夢を見るときには時おり視界のはずれに、
花びらをちぎり続けている姫ぎみがいるような気さえする。

『花切り姫』だか、『花ちぎり姫』だか、そんな題だった。

あのワンシーンが心にある限り、俺にとって、
花が散ることは、あるいは花を切ることは、
逆行しえず、抗えず、
静かで、それゆえに絶対的な破滅の象徴だ。


ロトゥス・サクレ。聖なる睡蓮。
リエール・コケ。婀娜なるアイビー。
ウィエ・スール。孤高の撫子。
ローズ・ローズ・ヴァンカトル。咲き乱れる赤バラ。
カンパニュール・ドゥ・ドゥイユ。弔いの釣鐘草。
ソルトゥルネ。陽を招くひまわり。
そして、花切り姫。

俺の魔力は、ひとつひとつ花の思い出とともにある。
……正直、少女趣味で、恥ずかしい。
だからよくわからない言葉で書いていたりする。


二十六日目〜二十九日目 NAME:ハルア(1366) - 2006/04/01(Sat) 22:25 No.40  

□二十六日目
未来はいつも不定で確固とした形態をもたない。
不定の未来の形態の複層に、
ひとり立つ俺がいる、生きのびる俺がいる、勝者となる俺がいる、
血まみれの俺がいる、倒れ伏す俺がいる、膝を折る俺がいる、
息絶える俺がいる。

折り重なった未来の複層は、予感として現在の具象につかのま触れる。
死と敗北の指先が持つその触感は、なににも替えがたい悦楽を伴う。
あの感覚が好きだ。
死を望むわけでも、敗北を受け入れるわけでもない。ただ、
引き返せない賭けと投げたさいころ、そのさいころの目が出るまでの、
賽がまわる一瞬間の未来の不定。あの不定形の触感が、
俺は好きだ。

今日はあたらしいマイケルと会う。
俺の魔法の全力を注ぐにふさわしい相手だ。
複数の可能態はイメージの中で交錯する。結末と触れ合う。そうして具象に落ちる。


焼き切ってみせる。

過激の炎はまだ絶えていない。証明しよう、

俺の炎もまた、依然世界律を焼き尽くす業火のままなのだと。

□二十七日目
撃てるだけの魔法を撃ち切ってなおマイケルは立っていた。そうして構えていた。強い連撃が、
来ることが判っていて、俺にはもうカードはなかった。
誘惑に抗えなかった。
そうなれば、身体を投げ出すよりほかにないだろう。

まだ身体が痛む。
奴は、強い。
本物だ。
だがその本物に、俺の魔力は、通用している。

まだ心は折れていない。そしてまだなにも成し遂げてはいない。
だからマイケル、もう一度お前に会いにいく。俺の魔力の全力を受け止めるお前に会いにいく。


焦ってはいけない。焦りは魔力を乱す。世界律の調和を乱す。
まずは目の前の敵を潰す。日一日を生き延びていく、
その日一日の先には、「生」を感じる一瞬がある。強烈な輝きがある。
未来の可能態の不定に埋もれたその光には、
日一日を生きさせる牽引力がある。
蛾が灯りに惹かれるように、俺は不定の未来の灯りに惹かれる。可能性としての灯りに。

いつ来るかもわからない、いつか来る一瞬のために生きていくことは、不毛なことだろうか。
しかしあの一瞬の快楽を、俺は知っている。この島で知っている。


パブロフの犬。
ある予兆とともに快楽を味わってきた犬は、快楽の予兆だけで涎をたらす。
快楽を知る犬は、快楽を持たぬときにも、快楽を味わえる。
犬は生きることの中にときたま現れる快楽を知っているから、
今日の日も明日の日も生きていくことができる。


生は飛び石。とどまれば沈む。風を切り、瞬間の充足のひとつひとつを生きていく。
風を破り重力にあらがい空を駆けるあの一瞬、
けれどあの一瞬は、石をからめとる水面なくしては存在しえない。
そして空にあるときにも、石は回転をやめてはならない。鋭さを持ちつづけなくてはならない。
瞬間の充足に溺れて鋭さを捨てれば、石は次の水面を蹴れず、沈没し湖底の泥にまぎれるだろう。

瞬間は瞬間のままにあればいい。すべて過ぎ去っていけばいい。
俺は時を固定しない。俺は時に安らがない。
時はとどまらない。ゆえに、価値がある。すべては過ぎ去る、ゆえに、愛しい。

囲碁部員といえど、油断はしない。強く、強く水面を蹴らなければ、
俺はあの瞬間に出会うことはできない。
生は飛び石。日々の鋭さは明日の日の光を約束する。

□二十八日目
多くは語らずに。

今日もあの日の言葉を抜書きしておこう。
シャインを倒したあの日の言葉を。


  過激が倒れるとき、
  それは俺が倒れるときだ。

  過激が燃え盛るとき、
  それは俺の火が業火としてあるときだ。



 行こう。
 花切り姫、百合刎ね姫、
 ともに万花を焼き尽くしてみせよう。

□二十九日目
漫然とした戦いや目標のない戦いを、
続けることには、もっと激しい忌避感があるものだと思っていた。
いや、いままでは、激しく忌避していた。
惰性の勝利も、惰性の敗北も、退屈なだけだ。
退屈は命をよどませる。人を殺す。

悪くはないと、今は感じる。
明日になにも持たないままの今日も、
またその明日の日も、
ひとまず生きて戦うには足る日だと感じる。

マイケルのことを思い出す。マイケルとの戦いを、
そしてマイケルと戦うまでの俺を。
奴との戦いを思えば、今までの戦いは、惰眠半分のようなものだった。
あの興奮。あの悦楽。
マイケル。
惰眠半分の日々も、
光ある明日に接続しうる。
俺は今日の退屈の中を生きていくことができる。
明日の退屈の中を生きていくことができる。
秋休みも悪くはないだろう。
それらすべての無為の日々は、法悦無我の一瞬へ、
少しずつ必ず近づいている。

生は飛び石。
水に触れることなしに、風を切ることは誰にもできない。


三十日目 NAME:ハルア - 2008/09/21(Sun) 05:48 No.491  

過激に、終幕を。
俺をあらわす言葉はついにこれだけだったと思う。
悪くないね。
悪くない。

この学園で、
学ぶべきことはもう学んだ。
生きる力。
それは戦いぬく力ではなく、
勝ちつづける方法ではなく、
戦いのないときに、
命がおびやかされないときに、
それでも生きのびていくことの力だ。
日々の惰性の中で、
生存することを肯定できる力だ。
この島の中で生きのびる力のさらにその先、
この島の外の生活の中で、生きていく力だ。
俺はこの学園の外に生きていける。
日々を肯定することができる。
秋休みが終わっても、もうここにいることはない。
どこかの町に暮らしていける。

退学手続きは、秋のうちに済ませてしまおう。
それから少し仕事をさがそうか。


今日は俺の学園生活の最後だ。
大乱戦に花をかざろう。




結婚してください拍手がやたら来た。
びっくりした。
俺と結婚すると過激な性生活をおくることになるよ。




よし、いま何人か引いた。




結婚か。
悪くないね。

悪くないと、今は言える。


花ちぎり姫 NAME:ハルア - 2007/12/24(Mon) 16:11 No.294  
  誰もいなくった古い城の前に広がる庭園。
  灰色の蔦が窓の外から扉の外から、這い出して、城中を覆い尽くして、
  庭園もぐるりと取り巻いている。
  庭園には一面の花。その花びらを、
  ぼろぼろのドレスを着た十二、十三の姫ぎみが、
  一枚一枚ちぎっている。うつろな表情で、ぽつりぽつりと時折なにかを呟きながら。
  花びらが一枚ちぎれるたび、後ろに見える城の壁に、
  ぴしりぴしりとヒビが入っていく。姫ぎみは花をちぎるのをやめない。
  城には一つずつヒビが入っていく。
  情景はぼんやりと灰がかっていて、
  やがて視界は引いていき、
  一定離れると世界の周囲に丸いフレームが生まれ、
  やがてその城と姫ぎみの出来事は、小さなビー玉の中に映っているのだと気づく。


描画魔術 NAME:ハルア - 2007/04/26(Thu) 13:13 No.170  
しばらく書かずにいたらひどいことになってたね。
やれやれ。

ドロウ・エンジェルの回復量は MHP*0.05+50 。
MHP3500 だとして、 225 か。
実用レベルじゃあないな。

描画魔術はドロウ・フレイムがすべてなのかね。

あとは、道すがらとれるマジックボックスか。


属性メモ NAME:ハルア - 2007/03/16(Fri) 02:41 No.155  
http://symalis.sakura.ne.jp/false/result/k/k94.html

エレメンタルスクロール!!
薫に176のダメージ!
薫に炎上を追加!
薫に175のダメージ!
薫に凍結を追加!
薫に137のダメージ!
薫は混乱に抵抗!
薫に208のダメージ!
薫に麻痺を追加!

薫さんは風霊17。
○霊は、○属性防御上昇/反対属性の防御下降。

属性耐性。
再更新前のk94でコゼットさんにエレメンタルスクロールが、
 回避/217[cri]/190/184
コゼットさんは体格204/敏捷75/器用283/魔力50/魅力75/天恵107

k1328でシャトさんにエレメンタルスクロールが
 314/307/312/290
再更新前で
 360[cri]/311/301/288
シャトさんは体格75/敏捷199/器用259/魔力50/魅力50/天恵70

地属性耐性は器用が影響?
でも、そこまで顕著ではないね。
 火が体格、風が敏捷、地が器用、
 闇が魔力、水が魅力、光が天恵、
なんて、妄想も浮かぶけれど、さて。
石の騎士は地耐性が非常に高いけれど、器用はそこまで高いわけではないから、
モンスターに関しては、あまり能力傾向から属性耐性が推測できるとは思わないほうがよさそうかな。
雰囲気が大事。


ウーンズ NAME:ハルア - 2007/02/20(Tue) 22:22 No.139  
ウーンズの係数。
2.70くらいじゃないのか?

マジックアップ。
4行動目必殺ウーンズのダメージ746。
通常攻撃のダメージが(165+171+160)/3=165.33
約4.512倍。
4.512/1.3=3.471

ウーンズの係数2.5とするならマジックアップは40%アップ。
2.7とするなら25〜30%アップ。


Re: ウーンズ NAME:ハルア - 2007/02/20(Tue) 22:35 No.140  

ウーンズもう少し調査。

524 209 ; 2.507
678 253 ; 2.680
566[敵祝福] 243 ; 2.912
316 123 ; 2.569
573 213 ; 2.690

……高ダメージ帯になるとずれていくのかな?
でも、やっぱり2.50は少ない気がするよ。


MCRI技 NAME:ハルア - 2007/02/20(Tue) 22:47 No.141  

クリティカルの計算式を変えない限り、クリティカルがマズイのは自明。
MCRIを上げる手段を考えてみようか。


クリティカルアップ。
弓矢5/吹矢5。必要CP(10+1+2+3+4)*2 = 40
体得技。
ホーミングミサイル。フェター。応急手当。フレイムアロー。
スリープ。カースドソーン。モクシバスチョン。バーストソーン。

スリープはなんだかんだで有能だね。回避停止じゃないというのは良い。
カースドソーンも強い。吹矢系魔術は当たりなのかもしれない。


ソウルブレン。
幻術5/召喚5。必要CP(10+1+2+3+4)*2 = 40
体得技。
マジックボックス。ロスバブル。巨大注射器。フレイムプリズン。
サモン・リトルウィザード。サモン・ストローマン。サモン・ナースキャット。サモン・火花の精霊。
ナースキャット以外はあまり魅力がないかな。
突破力は上がるから召喚は悪くないかもしれないけれど。


フルブルーム。
隠密8/付加12。必要CP10+1+2+3+4+5+6+7 = 38
体得技。
ハイスピードミサイル。ヒドゥンホラー。
さほど惹かれない。けれど、フルブルーム自体は非常に優秀。


ホーミングミサイル無双 NAME:ハルア - 2007/02/20(Tue) 23:03 No.142  

初修得ホーミングミサイル。
225 6t必殺338
通常122

係数1.70。かな。
しかし、そう単純に見るには第8回時のダメージが少し謎なんだよね。
物魔技と見るのが妥当かな。マジックランスやマジカルエッジのように。

非接触○対象指定○の単純ダメージ技という点では評価できるけれど、
そこまでのものではなさそう。かな。
恐らくはマジックアップで代用可能な範囲。


ストゥーパー NAME:ハルア - 2007/02/07(Wed) 23:06 No.136  
旅行中だから書き込みが途絶え気味だよ。
ストゥーパー。の、調査メモだよ。

MM/指定なし/アルマ265 [/1.3 = 203.8]
MM/指定なし/セキ/189 [/1.3 = 145.4]
通常攻撃/セキ/136,144,143,138 [ave140.25]
通常攻撃/アルマ/208
通常攻撃/ミイシャ/167,158,158,163,164,155 [ave160.8]
ストゥーパー/ミイシャ/524,523 [ave523.5]
ストゥーパー/アルマ/674,754{cri1},730{cri1}

係数3.25。かな。

ついでにクリティカル検証。
ストゥーパーを使用しているリージアさんの器用は50。
742/(1+50*0.00065+0.1) = 742/1.1325 = 655.1876
674の近似値。
うん。きれいだね。


Re: ストゥーパー NAME:ハルア - 2007/02/07(Wed) 23:19 No.137  

いやいやいや。
初修得補正を忘れちゃダメだね。
もうちょっと厳密に計算しなおそう。
アルマさん対象。
(203.85+208)/2=205.93
(674+665.78+644.59)/3=661.46
661.46/205.93=3.212

ミイシャさん対象。
523.5/160.8=3.206

係数2.9。初修得で10%アップ。かな。


熱血ガリバーヴォルク NAME:ハルア - 2007/01/31(Wed) 10:11 No.130  
ゴッチェフさんが魔力50/魔石強さ7で、殺人蜂に、
マジックミサイルで202、通常攻撃で158。

さて、どう見るべきだろう。


睡眠+α NAME:ハルア - 2007/01/29(Mon) 21:48 No.129  
睡眠。
深度5で睡眠。
SP回復量は0.08*MSP*ランダム幅。

dmg*(DEX*0.00065+0.1)
の仮説。
これも調べる。メモ。

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